黄金の血脈

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「黄金の血脈」裏話

 富士見ミステリー文庫のHPで「巨乳美少女モノが十八番の著者による、ライト感覚ミステリー。巨乳は控えめだけど、結構本格よん♪」と紹介されていた「黄金の血脈」です。書いたのはきっと担当の(た)さんに違いない。
「巨乳は控えめ」……たしかにヒロインが巨乳でないものを書くのは珍しいですな(実際はとくに強調していないだけなのだが)。一応、脇役に巨乳(メガネ)教師は出てきます。そのキャラクターのラフ絵をFAXで送ってきたときの(た)さんの弁がこれ。
「すみませーん、イラストの川添さんは少女漫画の方なんで、このくらいで御勘弁して下さーい」
「エンジェル・リンクス」のときの刷り込みが、よほど強烈だったのか、(た)さんの中では「巨乳美少女モノが十八番の著者」ということになっている私である。
 そういえば以前、「右の乳を揉まれたら左の乳を差し出せ、というフレーズを考えたんですが」と電話で話したところ、「ハイハイ、好きにして下さい」と冷たくあしらわれた記憶が……。ちなみに(た)さんは女性です。自業自得ですな。世の中の女性、すべて青木光恵さんのような人ではありません(笑)。
(このフレーズはのちに「猫耳戦車隊、西へ」で使用。「エンジェル激闘編」で使ったのは「出る乳は揉まれる」でした)
 それはさておき……。
(た)さんとミステリー文庫の立ち上げ準備中だった編集長T氏の訪問を受けたのは、およそ一年前のこと。T氏は、短歌誌時代に中井英夫と一緒に仕事をしたというディープな方であります。そのような方が、ファンタジア文庫の若い読者層向けにミステリーを手がけるという。
 ヤングアダルトとしてのミステリーというのは、古くて新しい試みといえます。ミステリーのスタイルも変わってきていますし、現実世界にしてもいろいろな事件が毎週のように多発していますし。こちらとしても手探りなところはあります。
紹介文にある「ライト感覚ミステリー」とは? 「結構本格よん♪」とは何を意味しているのか?
 しかし、私にとって最大の謎は、ファンタジア文庫向けに提出していたパラレル・ワールド物の「仮称第一〇一号作品」が、ミステリー文庫の「黄金の血脈」にいつの間にか化けていたことです。うーむ、不思議。

(2001.6.18記す)
2001.6.25 ◇to page top


「黄金の血脈」裏話と次作について
 「7月の手紙2」としてアップしたもの。
 裏話部分のみを分離し難いので、アップ時のままフリートーク7月分に掲載してあります。
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