伊吹秀明 本人による著作解説

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「シャーロック・ホームズの決闘」

1997年 幻冬舎 表紙/田淵裕一


 初のハードカバー本。コナン・ドイルが名前だけ登場させた日本の格闘技「バリツ」とは何かを、メインに据えたホームズの変格パステーシュ。
 第一章の「バリツ使い」は、某社の某雑誌の格闘特集用に書いたのだが、あまりにも奇抜すぎるという理由でボツになった。その後、幻冬舎のSさんの勧めにより、連作として出版することに。
 ハチャメチャな格闘技物パロディと思いきや、意外とちゃんとしたホームズ物になっていた、という声をけっこう頂きました。(露口茂の声が聞こえてきた、というのも)収録作の中で気に入っているのは「養蜂場の決闘」です。
 ちなみに最初のタイトルは「シュート・ホームズ」でした。格闘ファンならお分かりですね。


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