I氏の手紙

Ibuki Hideaki Free Talk

手紙索引3月の手紙 13月の手紙 23月の手紙 33月の手紙 4最新の手紙


最近買った本とDVDソフト 2002年2月編。(価格は税別)

1「世界地図から食の歴史を読む方法」KAWADE夢新書 667円
2「太陽系外惑星に生命を探せ」観山正見 光文社新書 680円
3「思い違いの科学史」青木国夫、板倉聖宣他 朝日文庫 760円
4「書物愛 蔵書票の世界」日本書票協会編 平凡社新書 840円
5「間に合った兵器」徳田八郎衛 光人社NF文庫 667円
6「太平洋戦争のif」秦郁彦編 グラフ社 1400円
「巷に氾濫しているSF的、荒唐無稽としか言いようのない戦記とはまったく質を異にする」(序文より)、まっとうな戦史研究家たちによる論考集。意図はよーく分かりますが、正直、読み物としては物足りなかったですね。リアリズムといいながら、希望的観測が多分に入っている点もマイナスです。
 また、この手の空想は「日本軍がこう動けば」としか考えませんが、戦争は相手があってのもの。「さらにアメリカ軍がこう動く」という深みがあっても良いのではないでしょうか。
 私としては谷光太郎氏の著作のような海外の提督たちにスポットを当てた本や、技術的な論考のあるノンフィクションがもっと出て欲しいと希望しております。

7「グリーンマーズ」上下 キム・スタンリー・ロビンスン 大島豊訳 創元SF文庫 各1100円
8「戌神はなにを見たか」鮎川哲也 光文社文庫 781円
9「黒いトランク」鮎川哲也 創元推理文庫 620円
10「不死蝶めざめる」仮面武闘会3 紙谷龍生 富士見ファンタジア文庫 560円

11「ふたつのスピカ 1巻」柳沼行 メディアファクトリー 514円
12「はじめの一歩 60巻」森川ジョージ 講談社 390円
13「ほたる」三部敬 ワニマガジン社 505円
 瓦敬助名義で描いている「菜々子さん的日常」とはガラリと違う作風。サイコホラーを集めた短編集。ヒロインは巨乳ぞろい。
14「元帥閣下の自動人形」吉田蛇作 ワニマガジン社 505円
 収録作の「星になったカイカイ」は、高千○遙先生の隠れた名作「変態の方程式」を彷彿とさせる怪作です。ラストの「おまけ日常まんが哀戦士編」で水族館に行くエピソードは私とまるで一緒。少し親近感を抱いてしまった。ヒロインの8割は巨乳だしね(結局、そこかよ)。
15「ハコイリ」飯閃澪 蒼竜社 524円
 基本的には「よい筺体にはハートマークを!」の再編集版。あとがきは笑えない内容。確かにこういう仕事をしていると、人ごとではないですね。気をつけなくては(しかし、どうやって?)
16「石ノ森マンガ学園」石ノ森章太郎 集英社 667円
 1969年に黒崎出版から刊行された「石森マンガ教室」を再編集して文庫化したもの。石ノ森をはじめ、トキワ荘関連の作家物はすでに何冊も持っているので、とくに新しいものはないのだが、「自伝」のパートでひとつ驚いたことがあった。石ノ森が若いころに作っていた同人誌「墨汁一滴」に、あの奇書「人間時計」の徳南晴一郎が参加していたというのだから、そのギャップたるや……(気づいたのは、太田出版の復刻版で徳南の名を知ったからなのですが)。

 ここからはDVDソフト。
17「よりぬきムリョウさん〜学園戦記ムリョウ特別編」 キングレコード 1980円
18「ナジカ電撃作戦」Vol.3(5〜6話) メディアファクトリー 5800円

 すぐ近くにツタヤが出来て、今後はDVDソフトもレンタルで済ませることが多くなりそう。でも、これまで買っていたシリーズ物は引き続き購入しますし、SF映画のコレクションも(LDではすでに膨大なものがあるのだが……)作りたいですしね。
 ……ということを書いていたら、次世代光ディスク(青色レーザーを使ったもの)が、日韓欧の9メーカーで規格を統一するというニュースをやっていた。現在のDVDの5倍の容量があるという。例えば30分物のアニメ2クール(26話)分が1枚の光ディスクに収まることになる(価格設定など、商品化するに当たって工夫が必要ではあるが)。
 とにかく、そう遠くない将来、光ディスクが現在のDVDに取って代わることは間違いない。これを知ると、DVDによるコレクション作りもちょっと足踏みしてしまうなぁ。

2002.3.30 ◇to page top


手紙:3 「マーズ・アタックガール!」の裏話 火星に関する艦名など

手紙:2 新作「マーズ・アタックガール!」について


画像:ドラゴンマガジン4月号増刊「ファンタジア・バトルロイヤル」(富士見書房)より
「マーズ・アタックガール!」表紙 イラスト:珠梨やすゆき氏
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「秘書」選定試験の問題

 前回に引き続き、枕は立花隆ネタ。何年か前に立ち読みした立花隆の本の中で、秘書を募集し、その選定試験をする模様が紹介されていた。
 広い領域にわたっている資料の整理ができるように、人物名を50人だか100人だかを挙げて、その中の何人を知っているか、という試験だった。
 それに倣って、同じ趣旨の設問をしてみた。いまのところ私は秘書の募集はしていませんが、遊び半分でやってみてください。
 さて、以下の50人のうち、あなたは何人まで知っているだろうか?(有名人からマニアックな人まで。単に名前を聞いたことがあるのではなく、ある程度はどういう人なのか説明できること)
 ではスタート。

 ロジャー・ゼラズニィ
 真田信繁
 ヴァレンタイン・オーフレイム
 レイモンド・スプルーアンス
 スタン・ハンセン
 ベティ・ページ
 ハンス・ベルメール
 バリントン・J・ベイリー
 ホルスト・P・ホルスト
 山尾悠子
 ローラン・ボック
 ジョアン・フォンクベルタ
 松本元
 プリニウス
 トム・リーミィ
 フリーマン・ダイソン
 ヴィルヘルム・バッハ
 ワレンチナ・テレシコワ
 渋澤龍彦
 ジョック・スタージェス
 ロバート・バッカー
 樋端久利雄
 リチャード・ドーキンス
 ナジーム・ハメド
 ポール・ファイヤアーベント
 デイヴ・マッキーン
 カツコフ
 オディロン・ルドン
 チャールス・L・ドジスン
 中原淳一
 ドロシー・ストラットン
 塩田剛三
 モルトケ
 ハラルト・シュテンプケ
 イブ・メルキオール
 ジェエル=ピーター・ウィトキン
 アナ・トレント
 木々高太郎
 ディビット・アレン
 グレッグ・イーガン
 ニコラ・フラメル
 エリン・トーヒル
 レニ・リーフェンシュタール
 フィニアス・テイラー・バーナム
 小泉武夫
 ホレーシオ・ネルソン
 アルチンボルド
 ジャック・フットレル
 ジェイムズ・ボウイー
 リチャード・ブローティガン

 何人分かったでしょうか? いずれも私の関心のある分野(いずれは書きたいと思っている分野)に関わる人たちです。
 35人以上分かったという方は、何人いらっしゃるでしょうか? 分かった人はお名前だけでも掲示板に残しておいてくれると有り難し。

2002.3.13 ◇to page top


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