I氏の手紙

Ibuki Hideaki Free Talk

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発売日が近付いてきました

 「出撃っ! 猫耳戦車隊」(ファミ通文庫)の発売日が近付いてきました。
 本を出すのは、コミック化されたものを除けば、昨年8月の「エンジェル・リンクス銀河爆闘編」以来ほぼ一年ぶり。おひさしぶりです。我ながらよく生きてこられたものですなぁ(イロイロな意味で)。
 さて「猫耳戦車隊」ですが、中沢氏がいわれるように「ネコミミ少女」(一般的にはカタカナ表記されること多し)は全世界的に人気の高いキャラクター兼ジャンルといっても過言ではありません。
 しかし、逆をいえば、ありふれている存在ともいえますな。どうすればその中でPRができるのか? 私のようなものの場合はコンセプト勝負となります(例・大艦巨乳主義)。
 そこで考えたのが「ネコミミ」プラス「戦車」という、まさに究極のミスマッチ。
 しかも、この場合の戦車は架空のものではありますが、結構リアルに描写しました(そのおかげで絵描きさん決定までが難航。ネコミミ少女は描けても、戦車を描ける人はいないものです)。
 昨年のSF大会で「今度、猫耳戦車隊というのを書くんですよ」と吉岡平さんに話したところ、かなりウケましたので、このアイディアも満更ではないな、と思うのですが、実際に市場に出るまではやはり分かりません。
 そういう意味では「猫耳戦車隊」は一種の実験作のようなつもりでいます。
 最後に連作形式とした「猫耳戦車隊」の各話タイトルを記しておきましょう。
 第1話「猫が戦車でやってきた」
 第2話「鬼畜戦車T−34/35」
 第3話「眼上の敵」
 第4話「誓いの休暇」と「五人の札付き娘」
 第5話「私情最大の作戦」
 いずれも映画から持ってきていることは申すまでもないでしょう。
 あとは19日の発売日(早いところだと18日くらい)を待つのみ。近藤敏信さん画の表紙をお見のがしなく!

2000.7.7 ◇to page top



軍艦模型について

 今回は軍艦模型について。
 つい先ほど(Einhorn註:6月29日の昼頃らしい)「ホビージャパン」を立ち読みしていたら、田宮からウォーターライン・シリーズ(以下WL)として米重巡インディアナポリスが発売されるという記事が目につきました。素晴らしい!
 私はもともと軍艦模型に興味を持ったのはWLからで、軍艦に関する知識もその解説から仕入れていたものでした。20年以上前の当時はおよそ100隻ほど建造し、部屋中所狭しと並べていたものです。毎日が観艦式状態。
 当時、最大の不満だったのは外国艦が少なく、とくに巡洋艦以下は皆無の状態だったことです(あ、Uボートと装甲艦は出ていたな)。不器用な手で改造して独重巡プリンツ・オイゲンもどきを作ったりしていました。
 その後、ピットロードからいろいろ出始めたころには模型造りはやめていました。「氷山空母」を出したあとに、昔を思い出してピットロードの軽空母インディペンデンスと防空巡アトランタを買ったくらい。
 しかし、今回インディアナポリスの発売を知って、また血がうずいてきましたね。どんどんいろいろな艦を出していただきたいものです。
 とりあえずパッと浮んだ出して欲しいフネ。
●米英の旧式戦艦。ウェスト・ヴァージニアとかウォースパイトとか。
●米大型巡洋艦アラスカ級。
●英空母アークロイアル。WW2のやつ。WLで出ていたのは何故か戦後のやつなんですよね。
●仏戦艦リシュリュー級。
 あー、こうやって書いていくとキリがない。みんな欲しい。しかし、作る時間がなく、置く場所もないのであった……。もっともこれらが出るかどうかも分かりませんが。
 ガレージキットでマニアックな艦がいろいろと出ていることは知っていますが、やはり高価なのと作るのに技術が必要なことがネックですねぇ。
 やはり今後のWLの健闘を期待したいところです。

2000.6.29 ◇to page top



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