I氏の手紙

Ibuki Hideaki Free Talk

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仮面ライダー響鬼

 ここ数年の「仮面ライダー」って観る気が起きなかったんですが、新番組の「響鬼」は良いですねー。TVの特撮物にハマったのは久しぶりです。観れば観るほど、スルメのように味が出てくる。
「いま欲しいんだよね、キミの力――」
 というオモチャのCM。細川茂樹の肩の力が抜けた口調が何ともいえない(笑)
 しかし、メイン・ユーザー(のはず)の子供の評価はどうなんでしょうね? 響鬼の顔も怖いし、太鼓のバチとか欲しがるのでしょうか?

 トイザらスのチラシを見ると、
 変身音叉 音角 2499円
 DX音撃棒セット 3999円
 うーむ。けっこうお高い(^_^;)

 ついでに他のオモチャを見ると
「魔法戦隊マジレンジャー」
 魔法ケータイ マージフォン 2599円

「ふたりはプリキュアMax Heart」
 キャラリートキッズ(コスプレ用)ブラック、ホワイト各5499円→店頭4999円
 ハートフルコミューン 3299円
 ハートフルコミューンキャリー 1299円

 親御さんも大変ですな……。
 年頃(笑)の娘がいる場合、親の方がキャラリートキッズを買ってしまいそうですが。

2005.2.27 ◇to page top


『KURAU Phantom Memory』第1巻と『雲のむこう、約束の場所』

 今日アマゾンから届いたDVDが2枚。
 そろそろ新世代DVDの商品販売もカウントダウンに入っているようだし、結果的に高くつくTVシリーズアニメのDVDは、現在買っている『忘却の旋律』『攻殻機動隊SAC』『舞-HiME』を最後にしようと思っていたのですが……。
 新たに『KURAU』(クラウ)を買い始めました。

 きっかけはmixiのマイミクさんの日記。「こんなに良い作品なのに、誰も話題にしないとは何事か?」と大プッシュ。
 私も以前『学園戦記ムリョウ』で同じ思いを抱いたことがあるので、心に響いた。
 続いて、別のマイミクさんの「『KURAU』は昨年のアニメの中で最大の収穫」というコメント(奇しくもおふたりともマンガ家さん)。
 とどめは、面識はないけど、私が高く評価しているシンクロ率の高いレビュアーが「希有な作品」と言い切っていたことでした。
 というわけで、『KURAU』もまた買うことを決意した次第。

 1巻は1話のみ収録。主人公クラウの声は川澄綾子さんですが、いつもの彼女とは違うクールな役どころ。1話はクラウの「誕生」と「現在」をコンパクトにまとめている。SF濃度が高そうです。
 薦めている人たちが「観れば観るほどスルメのように味が出る」と声を揃えているので、今後が楽しめそう。
 ただ、客観的に見て、キャラデザを含めた作品世界が、一般オタク大衆に受けるものではないなぁ、とは思いますね。

 さて、『雲のむこう、約束の場所』は新海誠監督作。
 こちらは尺もあるためか、前作の『ほしのこえ』のような投げっ放しで終わるストレスは感じませんでした。
 情緒的な透明感あふれる美術と吉岡秀隆の朴訥としたモノローグは、予想どおりハマりすぎ。
 ストーリーは、懐かしいジュヴナイルSFと今風「世界系」のミックスアップ。なんといっても、彼女をとるか世界をとるか、で彼女をとるわけですし。
 ここで世界を取れば、現代の「冷たい方程式」になれるのでしょうか?

 いくら飛行プログラムがあるとはいえ、一度もテストや飛行訓練をしていない主人公が「戦場の空」を飛べるのか、などと考えてしまえば、きっとクライマックスは楽しめないのでしょう。
 いや、「思考回路」をいったん切って、私は楽しみましたとさ(^_^;)

(これも昨日同様、mixi日記からの転用。両方とも沢山のコメントをいただいております)

2005.2.17 ◇to page top


SF死語辞典

 mixiの某マイミクさんの日記に、「BNF」という単語をコメントして、何人わかるかなー、と思った。
 これは「Big Name Fan」の略で、SF界用語。ファン(アマチュア)だけど、その世界では有名な人を指す。
 いまではほとんど目にしなくなった言葉です。

 そこで思い出したのが、「SF死語辞典」なる企画。
 いまから14、5年前にファンジンで作れないかと考えたものです。
 5、6名からなる選考委員会を作り、福島正実の「SF入門」に載っているSF用語事典をベースに「死語度」を判定して、コメントを作成していく。
 思い入れはあったものの、作業的に大変なことと、他にやりたいことが沢山あったので実現には至らなかった。
 いまではファンジンよりも、ネット上でやった方が拡張性もあって良いのではないか、と思っています。いずれmixi内で専用コミュニティを作るかもしれません。

 時代とともに言葉の受け取り方も変化する。
 たとえばスペースオペラという単語は抵抗無く使えるけど、サイバーパンクはこうして書くだけで何となく恥ずかしい気がする(^_^;)
(mixi日記から改稿しました)

2005.2.16 ◇to page top


異星人との対話(ギャグ編)

 異星人とのコミュニケーションを面白おかしく(おぞましく)描いたSF作品はいろいろある。
 中でも分かりやすいのは、異星人のコミュニケーション法に地球人側が無理やり合わせるパターンだろうか。
 梶尾真治の「地球はプレインヨーグルト」(味覚)、筒井康隆の「関節話法」(関節の鳴る音)、岡本賢一の「12人のいかれた男たち」(あまりのおぞましさに書けません)……。

 もう20年以上前、そのパターンで「プロレス話法」というのを習作として書いたことがある。
 空手チョップが「こんにちわ」、ワンハンド・バックブリーカーが「いらっしゃいませ」……という感じで延々と続く。
 会談が長引き、地球の派遣団が次つぎにダウンしていくという話。

 ということを、『銃・病原菌・鉄』(下巻)を読み終えたあと、ふと思い出したのでした(とほほ、今年ようやく1冊目)。

※昔はこんなのばかり書いていた。だから架空戦記でデビューしたとき、昔から私を知っていた人たちは腰を抜かしたのですよ。

2005.2.12 ◇to page top


札幌雪まつり

 今日(2月7日)から13日まで札幌雪まつりが開催されます。
 304基の雪像のうち9基がいわゆる大雪像で、つくったのは陸上自衛隊です。その出来映えは見事なものでして、世界中の軍隊で雪像コンテストを開催した場合、金メダルは確実でしょうね(笑)
 しかし、自衛隊の縮小再編に伴い、真駒内駐屯地での開催は今年が最後だといいます(3つある会場のひとつが真駒内)。
 1基の大雪像をつくるのに、延べ3千人が必要とされると、地元ラジオでいっていました。それが9基だから、2万7千人。隊員数が減るのに、「余技」にそこまで投入してしまえば、「本業」に支障が出てしまいます。
 来年以降に備えて、現在自衛隊の持つ「技術」が民間組織に伝授されているそうですが、なんといっても40年分のノウハウ。そう簡単に伝えられるでしょうか。
 もちろん、民間組織に自衛隊ほどのマンパワーはなく、早くも来年の雪まつりの雪像は、「質・量」ともに低下するのでは、と一部でいわれているとか……。

 人口500万ちょっとの北海道で、なんと札幌の人口は180万人以上。4割近くも集中しています。
 北海道ローカル局が発する情報の9割以上は札幌に関するもの。遠くに住んでいる私としては、じつは不満だったりします。「美味しいお店が……」なんて言われても、行けませんからねぇ。
 たぶん雪まつりも無理(;´Д`)

2005.2.7 ◇to page top


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