I氏の手紙

Ibuki Hideaki Free Talk

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最近買った本とDVDソフト  2004年5月編

 値段は税抜きだったり、税込みだったり、ネット通販のセールス期間中だったり、それぞれです。DVDの新譜はみんなネットで買っているので、実際はもっと割引されています。表示金額はあくまで目安ということで。

○「イグ・ノーベル賞」マーク・エイブラハムズ 福嶋俊造訳 阪急コミュニケーションズ 2400円
○「奇想、宇宙をゆく」マーカス・チャウン 長尾力訳 春秋社 2300円
○「マネー・ボール」マイケル・ルイス 中山宥訳 ランダムハウス講談社 1600円
○「ヨーロッパからみた太平洋」山中速人 山川出版社 世界史リブレット 765円
○「セーラー服とエッフェル塔」鹿島茂 文春文庫 550円

○「鳥類学者のファンタジア」奥泉光 集英社文庫 1300円
 山下洋輔作曲のオリジナルテーマ曲付き
○「世界の涯の物語」ロード・ダンセイニ 中野善夫他訳 河出文庫 893円
○「腐りゆく天使」夢枕獏 文春文庫 710円
○「ヘルガ♯2 密林の戦車狩り」東郷隆 小学館文庫 630円

○「はじめの一歩」68巻 森川ジョージ 講談社 390円
○「ピピンとピント★」1巻 大石まさる 少年画報社 524円

DVDソフト  買値、ホントはもっと安いです。
○「エド・ウッド」 ブエナビスタ 2500円
○「ジャイアント・ピーチ」  ブエナビスタ 2500円
○「神魂合体ゴーダンナー!!」5巻(9〜10話) タキコーポレーション 5800円
○「神魂合体ゴーダンナー!!」6巻(11〜13話) タキコーポレーション 6800円
 良いところで第1部完。まあ、第2部は引き続いてすぐ出るようですが……。
○「ガンスリンガーガール」1巻(1〜5話) バンダイ 6800円
 悲劇的な設定だけど、演出が丁寧で好きなんですよね。
 このソフトはPS2ゲームとのカップリング商品。流通もゲームのものだったため、いつ発売されるかも最初は分かりませんでした(春発売というTVのCMしか知りませんでしたので)。ゲームはともかく、5話も入っているので、1話あたりに換算すると他のアニメDVDより安いです。ちなみに好きなのはトリエラ@仙台エリ(^o^)

2004.5.30 ◇to page top


格闘技――リアリティと幻想の狭間について

 5月22日、「K−1 ROMANEX」をTV観戦。
 藤田和之がボブ・サップに激勝! 格闘家としてのバッグボーンの差を見せつけた。藤田のふてぶてしい顔が好きだ。泣き顔になったサップも、嗜虐心をあおって好き(^_^)。
 また、ラドウィックに何もさせなかったB・J・ベンの強さが光った。この人の試合がもっと観たいと思う。
 ホイラーを破った須藤元気は、また人気が上がりそう。
 23日の「PRIDE武士道」はまだTV放映していないので、ここでは結果を伏せます(実際に観るまで、あえて情報に触れないようにしている方のために)。

 マニアというほどではないですが、昔から格闘物に関心があって、マンガやTVのプロレス中継をつかず離れずといった感じで観ていました。90年くらいからは男のプロレスに興味がなくなって(とくに新日はまったくダメ)、女子プロレスと格闘技という、ある意味、両極端なものに関心が分かれました。ちょうど真ん中の男のプロレスがすっぽりと抜けた感じですかね。
 一時はよく会場に足を運んでいた女子プロもいまでは分からなくなり(結局、ガイアのひとり勝ち。関心は持てず)、いまではK−1、プライド、ボクシングの世界戦などのテレビを観る程度になってます。
 類は友を呼ぶというか、私のまわりにも格闘に関心にある人は多い。でも、面白いことに、みんな好みがまったく違います。

「新日はダメになった」といいながら、なかなか縁がきれないマンガ家さん。
 総合格闘技にはまって、試合を観るだけでは飽きたらず、選手がやっているジムに行ってトレーニングする絵描きさん。
「リアルファイトといっても、所詮は興行の世界でしょう。だったら、WWEの方が良いや」というべつの絵描きさん。
「K−1は技術的には見るべきものはない。ただ、体がでかくて頑丈な男たちが殴りあっているだけだ」という観戦歴が半世紀近い謎の人。
 格闘の知識はかなりありながら「男どうしがからみあって何が面白いのですか?」と女子プロを観る作家さん(「修羅の門」の片山右京もこんなセリフをいってましたね)。
 ……いろいろです。
 意見の差は、もちろんフィクションにもおよびます。去年、アニメ化されて評判になった「エアマスター」。私自身を含めてまわりには好きな人が多いんですが、「女が真剣に格闘するのはしらける。オープニングでもうダメ」という声もありました。
 その方はWWEファンなのですが、「マジメに格闘する、強くて美しいヒロイン」というだけで、リアリティがなくなって受け付けないそうです。

 快感を覚えるリアリティと幻想の比率は、人それぞれ、ということでしょう。

 確かに、試合の興行にせよ、フィクションにせよ、リアリティは大事です(リアリズムとリアリティは違いますので、そこは履き違いなきよう)。
 しかし、同時に「幻想」(ファンタジー)も大事なはず。
 岸田秀の「唯幻論」を100パーセント信奉しているわけではありませんが、人間にとって幻想は大事な要素です。身近な人間関係、はまっているアイドル、政治、性的な妄想、あるいは客観的なはずの科学にしろ、自覚的か否かはべつとして必ず幻想が存在します。
 それはもちろん格闘の世界にも。

 格闘マンガの中のエピソードを本当のことと思うピュアな人もいるでしょう(作中で実在の人物にいわせる「○○○談」という手法は見事ですね)。
 リアルファイトの世界でも「○○○戦無敗」とか「軍の特殊部隊出身」といったキャッチフレーズが、その選手のイメージを膨らませることに役立っています。

 本当だと思っていたことが幻想だと分かって、なぁんだ、とガッカリすることもあれば、
 逆に興味がわくときもあり。
 最後に後者の例をふたつ紹介しましょう。

 その一。コークスクリューパンチ。
 古くは「あしたのジョー」、いまでは「はじめの一歩」でも登場するコークスクリューパンチ。手首を捻って打ち込む、必殺パンチとして知られています。さぞや、達人クラスでもなければ使えない技と思ってしまいますが、実際にボクシングジムに通っている中沢さんによれば「ジムでは練習生にも教えていますよ」とのこと。
 驚きました。それまでの常識がひっくりかえる快感。それでもコークスクリューパンチの価値が減じたわけではありません。

 その二。軍隊格闘技。
 約10年前、リングスにヴォルク・ハンが登場したときは衝撃的でした。禁じ手のない戦場の格闘技コマンド・サンボ(このネーミングは日本の格闘マスコミがつけたものだけど)。ハン自身の魅力もありましたが、軍隊格闘技についての幻想は大変なものがありました。世界各国の軍隊にも、秘伝の技術体系があるのではないか、とか……。
 確かに日本の陸自をはじめ、各国の軍隊では徒手格闘の訓練項目があります。それぞれ、実際にある格闘技やスポーツをミックスさせたカリキュラムを組んでいます。
 妄想はふくらむ一方でしたが――
 ホントのところ、それほど重視されていないのですよ。
 答えは簡単で、現代戦(というか、ずいぶん昔から)において、個人の徒手格闘技術が勝敗を決したという戦争はないからです。
 訓練の目的としては、兵士の体力増強や精神面の強化といった面のほうが大きいでしょう。ただ、戦場ではどんな場面でもありえますから、素手になっても相手の戦闘力を奪う技術は知っておいて損はありません。とくに少数精鋭の特殊部隊ではサバイバル技術の一種といっても良いでしょう。
 陸自で教えている技には、やはりシンプルなものが多く(突きも拳をひねらない)、人体パズルのような複雑なサブミッションは無いようです。この辺のことはもっと調べて、いずれ作品に反映させたいものですね。

 蛇足その一。
 曙が出ている某消費者金融のCM。「ムリしちゃダメよ」って……私は本人にそれをいいたいのだが。

 蛇足その二。
 映画「えびボクサー」が(一部で)けっこう評判になった。それに対抗して、日本では「いかレスラー」という映画が作られたそうです。次は当然、「えびボクサーVSいかレスラー」の海産物・異種格闘技戦に発展(?)して欲しいものですね。

2004.5.24 ◇to page top


ロボット兵器――または日米のロボット観の違いについて

 NHKスペシャル「疾走ロボットカー」(16日)を観た。
 アメリカ国防総省主催で行われた無人のロボットカーレース。アメリカ軍は2010年までに航空機の3分の1を、2015年までに戦闘車輌のやはり3分の1を無人化する方針だという。
 時期の遅れはあるかもしれないが、この計画は必ず達成されるだろうし、無人化率もアップしていくだろう。何故なら、アメリカ政府にとって最大の脅威は、敵対国(あるいは反米勢力)の軍事力ではなく、自国の世論だからだ。
 かつてアメリカはベトナムからの撤退を余儀なくされた。もっとも大きな原因は国内の厭戦ムードだった。反戦パレードに参加した人たちの中には、純粋に世界の平和を願った人もいただろう。しかし、大半のアメリカ人にとっては「アメリカ人の死」が我慢できなかっただけだ。「自分の夫、父親、息子たちがアジアの片田舎で泥だらけになり、ヒルに食われ、ベトコンに殺されていくのが、とても耐えられなかった」ということだ。確実に一ケタ多いベトナム人の死は大きな関心事ではない。
 イラクでの現状もさほど変わりはない。
 無人兵器の導入によって、アメリカ人の死傷者は減る。そのことが安易な軍事行動の口火になるのではないか、という番組内での懸念はもっともなものだ。
「ロボット対人間」は古典的なSFのテーマであり、なじみ深いシチュエーション。アメリカ軍とそれに対抗する勢力の戦いの中で、それは現実化していく。

 翌17日の讀賣新聞朝刊のトップは、21世紀の日本経済を牽引する新たな産業を目指す経済産業省の「新産業創造戦略」という記事。有望七分野の中には、情報家電、燃料電池、コンテンツ(映画・アニメ)と並んで、ロボットも入っている。
 何でも約5000億円あるロボットの市場規模は、2010年までに1兆8000億円までに拡大する見通しだとか。
 日本は、二足歩行ロボットでは世界の最先端をいっている。技術的に非常に高度なことは確かだし、パフォーマンス的に素人にも分かりやすい。それゆえに映像メディアではよく紹介される(こうなった原因にはよく「鉄腕アトム」の存在が引き合いに出されるが、それだけではあるまい)。
 しかし、あまり語られないことであるが、医療ロボットに関しては、アメリカは日本のはるか上をいっている。
 兵器と医療。つくづくアメリカはプラグマティズムの国だと思う。

2004.5.19 ◇to page top


5月15日の近況 サインのことなど

 昨日、今日とずいぶん暖かくなり、今季初めてストーブを焚かなくて済んだ。
 パンを買いにコンビニへ。鈴木宗男の「反乱」は売れている形跡なし(定点観測か)。
 もちろん、他の棚もチェック。少年マンガ誌はほとんど読まなくなっているけど、サンデーの「かってに改蔵」、チャンピオンの「ドカベン」(現在はスーパースターズ編)、マガジンの「はじめの一歩」(今週は休載)だけは立ち読みを続けている。
 ちなみに北海道でのマンガ週刊誌の発売は、本州より一日遅いです。
「週刊文春」とかは二日遅いみたい。
 その「文春」もざっと立ち読み。相変わらず年金未払い問題にページを割いているが、「週刊誌+二日遅れ」では当然情報は古い。ニュースキャスターたちや小泉首相の未払いはまだ載っていない。まあ、テレビや新聞では触れていない裏話は面白いけど。
 目を引いたのは、巨人軍代理店の元社員が「王、長島のサインボールを20万個も偽造していた」という記事。
 全国にサインボールが何個あるか知りませんが、20万個とは相当な数字。せっかくのお宝と思っていたものが、ひょっとしたら……と思うだけで、気分ぶち壊しですね。
 私もコレクターというわけではないですが、有り難いことに人からサインをいただけることはあります。引っ越す直前の東京でお会いできた方々、加藤龍勇さん、すずきあきらさん、紙谷龍生さん、西川魯介さんからそれぞれ記念に。
 引っ越し後、段ボール箱を片づけていると、「プロレス少女R」のるいべはやみさん、「ハイパーあんな」の近藤るるるさん、声優の柚木涼香さん、元女子プロレスラーのキャンディ奥津さんといった方々のサイン色紙(柚木さんはセル画)も出てきました。いずれも代理店の元社員が関与した形跡は無し! 本物です(笑)
 そういえばここ数年、イベントなどで反対にサインを依頼されることもあります。もともと字は下手だし、とくにサインの型を作っているわけでもないので、そのたびに四苦八苦。
(小松左京さんのとなりに)サインしてちょ、なんていわれたときにはもう、光栄というか、プレッシャーというか、困っちゃいましたよ。
 ふと気がついたのは、若い同業者やマンガ家、イラストレーターの方からサインを求められるケースが多いこと。こちらも何だかんだいって、デビューから11年。拙作を読んでいてくれたクリエーターの皆さんもいるということです。知人にその話をしたら、「それはマニア受け」の証拠だ、といわれました。反論はしません(^_^;)。

 堺三保さんから、西葛西を離れるというハガキが届く。この春、西葛西は、私についで本を大量に買う客を失ったことになる。近辺の書店はきっと困っていることでしょう。
 私が西葛西の駅近くに引っ越したのは、1990年のこと。当時は徒歩5分圏内に8軒の新刊書店がありました。
 それから13年間のうちに5軒が潰れ、新たに1軒が参入。この1軒というのが、あの書泉。東京の人には、神保町の書泉グランデ、ブックマート、秋葉原のブックタワーなどのマニアックな品揃えで有名な大書店です。西葛西店は2フロアながらも、ミリタリー、プロレス・格闘技、アイドル写真集、マンガのコーナーなどが充実し、まさに「書泉そのもの」でした。
 しかし、あのミリタリーコーナー、私がいなくなって、いったい誰が利用しているんだろう。大日本絵画の分厚くて高い本は、私しか買う人間がいなかったんだけど……。ちょっと心配。

2004.5.16 ◇to page top


5月10日の近況

 北海道では朝晩まだストーブを焚いています(うちだけかも?)。
 前回、鈴木宗男のことを書いたら、なんともう夏の参院選への出馬表明のニュースが。
 うーむ。これはムネオが試されるというより、選挙民の方が試されるという感じだなぁ。いかに北海道の経済(しいては生活)が公共事業頼りとはいってもねぇ(でも、ムネオの場合、自民党に復党できて、しかるべきポストにつかない限りは、予算を持ってくることもできないのでは……)。
 北海道で困ったことといえば、公立小中学校の読書活動の取り組みも全国で最低だとか(9日の讀賣朝刊。地方面より)。やっぱり小さいときから、近くに本があるかないか、それだけでだいぶ違ってくるんですよ。出版の片隅にいる人間としては、やはり憂える事態。そのうちまた立花隆に「ここには文化がない」とかいわれますよ(古い話ですが)。
 
 書き上げた原稿を編集さんに送ろうとして失敗。添付したファイルが、何故か向こうで弾かれるという。前に送ったときは問題なかったのになぁ。結局、青山さんにべつのやり方を教わって、送付に成功する。初心者なので、まだまだ知らないことは多いです。
 でも、こうして原稿をメールで送ると、「地方在住作家」の実感がひしひしとわいてきますね。
 さて、べつの原稿もペースアップしなくてはならないのだけど、夕方ころから首、左肩(肩胛骨の辺りまで)が異様に痛くなってくる。
 持病の変形性頸椎症です。
 我慢できなくなって、東京の整形外科で処方してもらった消炎鎮痛剤リンゲリーズ錠、筋緊張緩和剤エペリナール錠、胃薬トファルコン100を呑む。名前を書くだけで何か恐ろしげですな。これらは痛みを抑えるだけで、治療する薬ではありません。こちらでもそろそろ整形外科を探して診てもらわないと……。

2004.5.11 ◇to page top


ムネオ、方言、ラーメン、ファイターズ? ご当地ものあれこれ

 近所のコンビニに行って驚いた。鈴木宗男の「反乱」(ぶんか社)という本が3冊も目立つところに置いてある。「ム・ネ・オ・再起動」という帯の文が笑えるというか、脱力するというか……。これは北海道だけの現象なんでしょうね、きっと。東京のコンビニも同じだったらオソロシイ。
 ちなみに、つい先ごろ18年間も年金未納で問題になった中川議員は、金をばらまかないので地元では人気がないそうです(ムネオは、中川の父親の秘書だった)。
 さて、先日、静岡の友人にメールを送るとき、久しぶりに「内地」という言葉を使いました。「内地」というと、戦後の復員兵が「一緒に内地に帰ろう」とかいうシーンが思い浮かびますが(私の場合は金田一耕助の映画)、北海道の人はいまでも本州のことを「内地」というんですよね。これも方言の一種でしょうか。
 北海道の方言には、全国的に有名なもの(しばれる、とか)、有名ではないもの(じょっぴんかる→鍵をかける)があります。一方、私が方言だとは気づかず、東京で使っていた言葉もあり(うるかす→水に漬ける、など)。
 久しぶりといえば、昨日食べたマルちゃん(東洋水産)のダブルラーメンもそのひとつ。これは東京では見たことがなかったので、たぶん北海道だけの商品ではないかと。その名のとおり、二食分の麺が袋に入ったインスタントラーメンで、味もさっぱりしていて好きです。
 こんな風に、インスタントラーメンやスナック菓子では、ご当地ものの商品(メーカー自体は全国的なところもあり)がけっこうありますよね。ダブルラーメンのように何十年も続くロングセラー商品は、全国展開しても良いと思うんだけど……。
 ご当地ものには果たして北海道日本ハムファイターズも含まれるのか?
 ご存知のようにこの春に、フランチャイズを札幌ドームとしたファイターズ。いきなり「内地」から来て、どの程度盛り上がるのかなー、と思っていました(実際、道民のほとんどは小笠原と新庄くらいしか選手の名を知らないのですよ)。
 それでも地元メディアはけっこう好意的。連日のように、こちらのラジオやテレビではファイターズ情報を流しています(東京にいたときには気づかなかったけど、きっと名古屋ではドラゴンズ、大阪ではタイガース、福岡ではホークス情報があふれているんでしょうね)。
 新庄の加入も大きい。おかげで全国メディアで取り上げられる機会が多いわけですから。そのせいか、ファイターズの観客の入場者数は、ホークスに次いでパリーグ2位だそうです。
 今年から導入されたプレーオフによって、何とか3位までに食い込めば優勝の可能性があるわけですから、終盤まで注目は続くと思われます。でも、最初の年にある程度注目されるのは当たり前で、問題はそのあとですな。ご当地ものになれるかどうかは。

 あ、外してはいけないご当地ものがもうひとつあった。
 島本和彦のラジオ番組。そう、マンガ家の島本氏が地元のラジオ局でレギュラー番組を持っているのですよ。STVラジオの土曜夜11時半。まさにイメージ通りの熱気あふれる口調でマンガやアニメについて語っています(^^)。
 それでもネタ選びにはちょっと苦労している様子。深夜ラジオとはいえ、不特定多数が相手ですからね。あまりマニアックなものはできません。番組中でも本人が明かしていましたが、この春からはちょっと軌道修正が行われているようです。

2004.5.9 ◇to page top


「X箱」を求めて、あちこち奔走する。

 コミティアで「アーカイブス」をお買いあげ下さった皆さん、ありがとうございました。置いて下ったダンジョンさんにも感謝でございます。
 次回は夏コミ(当選したら)とSF大会での販売を予定しています。
 さて、近況といえば、ようやくネット接続を果たしました。さすがに東京から遠く離れると、公私ともに必要になりましたので。これからは本サイトの管理人さんの負担も少しは減り、時事ネタや身辺雑記的なものもこのコーナーに載せやすくなるでしょう。 (←回数が増す分管理人の負荷は増すような……ワタシの思い過し? Einhorn:註)
 で、さっそくその身辺雑記(^^)
 ゲーム機「X箱」のコントローラーがもうひとつ必要になり、バスに乗ってお買い物へ。ところが……見つからない! 駅周辺の店をまわるも、まったく見つからない! ぬおおお! 4軒まわって見つからない。コントローラーどころか本体すらない。なんてこった。うーむ。「X箱」があまり普及していないことは知っていたが、ここまでひどいとは……。
 翌日、気をとりなおして、郊外のショッピングセンターが集まっているところに行く(徒歩で片道30分。我が家も郊外にあるので、この程度で済む)。そこのGEOの中古品ワゴンの中で、ようやくひとつ発見。ぜいぜい。
 同時に探していた少年○報社のコミックスも駅周辺には無く(出版社の本そのものが置いてない)、やはり郊外の本屋で見つけました。
 以前、同人誌即売会のネタでも書きましたが、地方ではマイナーなもの、マニアックなものを見つけるのは難しいです。野球の喩えでいうと、バットの芯でとらえたボール(商品)しかスタンド(地方)には飛ばないのですな。
 もちろん、これは他人事ではなく、自分にも当てはまること。自分の書きたいことを書く。それをなるべく多く広める。このふたつのアウフヘーベンは、古今東西のクリエーターの課題として通じることではありますが、地方に引っ越して、モノ探しに奔走して、改めて実感した次第。自分の本がちゃんと地元に並ぶようになりたいものです。とりあえず「天空魔弾」は発見しましたが……。

 単純に買い物に関していえば、これからはネット通販も使えます。でも、何年か前に出た本、タイトルが分からない本を探すのはまだ不便ですね。

2004.5.6 ◇to page top


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