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気になる本は、いまのうちに買うべし!
いうまでもなく、本好きな人にとって「本は見つけたらすぐ買う」は常識。
書店の回転はとても早い。買うのは後まわしにしようと思っていたら、すでに手遅れ。後で探す苦労をするよりはすぐに買いましょう、というわけです。
ここでわざわざそれを強調するのは、来年、2004年4月に消費税法が改定されるからです。
改定は、商品価格の総額を表示せよ、というものですが、これを本に当てはめると、すべてのカバーを印刷し直さなくてはなりません。現在は消費税率が変わっても良いように、「本体価格+税」という表示がされていますが、これさえもダメというのです(国は何を考えているのでしょう)。
この法律が施行されると、消費税導入時や税率変更時のときと同様に、多数の本が絶版になることが予想されます。本好きな人にとっては大量虐殺に等しい行為(T_T)。
残り1年、出版界は抵抗を続けるそうですが、うまくいく保証はありません。また、小学館グループはカバーの代わりにスリップ(本に挟んである紙)に価格表示を入れる提案をしていますが、これとてコストは0ではないので、何らかの影響はあるでしょう。
というわけで、気になる本はいまのうちに買っておくことをおススメしておきます。マニアックなものが好きな人はとくに。
私の本もいまのうちに。すでにお持ちの方は、お友だちに薦めてください(←もちろん、ここが一番大事なところです。マジで)
2003.6.27 ◇to page top
「天使特攻隊」!?
免費服務的宇宙警備公司「天使特攻隊」的老閭
是個16歳左右的美少女。
不但胸前偉大、做事態度也很粗枝大葉……
就在妲眼前
欲出現了奇怪的海盗!?
さて、これは何でしょう?
「不但胸前偉大」というところでピンときた方もおられるのでは。
「胸もでかいが態度もでかい」。そうか、「偉大」と表すのか(^^)
そう、これは台湾・香港版「エンジェル・リンクス」のコミックス(井ノ本リカ子さん画)の裏表紙の文句なのですね(ワープロソフトになかったので2字ほど違う字でごまかしています)。
送られてきたのは前回分の原稿をまとめた翌日(契約書にサインしたのはずいぶん前なのですっかり忘れていました)。なんという偶然。ユングのいう「シンクロニシティ」というやつでしょうか。
「エンジェル・リンクス」の小説は、激光(レーザー)、黒洞(ブラックホール)、空中鬼(酸性雨)といった科学用語、包餃子(包囲殲滅)、小辛椒(気の強いお嬢さん)といった慣用句など面白いと思った中国語を取り入れて書いたのですが、全編中国(台湾)語というのも味があって良いものです。
それにしてもタイトルが「天使特攻隊」とは……インパクトありますね(^_^;)。
2003.6.20 ◇to page top
李美鳳(リー・メイフォン)のバストサイズについて
先月、このサイトを見た方から、以前作った「エンジェルリンクス」の同人誌「エピソード0」についての問い合わせがあったのをきっかけに、当時自分で作ったり、いただいた本を掘り出してみました。すると、懐かしいものがぞろぞろと……。
そんなわけで今回は「お蔵出し」の原稿です。
(註。「エピソード0」は現在、通販は行っていません)
乳の魂 伊吹秀明
語呂のよいタイトルですが(元ネタはアレ)、中身のほうは形而下(肉体)のお話。いや、結局のところは肉体の数値の話。てっとり早くいえば、女性キャラのスリーサイズについて記しておきたいってこと。
架空のキャラクターといえど、リアリティを持たせるべく、いろいろな設定が行なわれます。年齢、性別はもちろん、趣味、座右の銘、好きな食べ物、好きな格闘家、好きなポスト・ジェットランド型戦艦、ウルトラシリーズはどの作品まで認めるか、といった基本的なことです(とりあえず私の基本ですね)。
身長、体重といった体型に関することも、ビジュアル化の際には不可欠な要素で、女性の場合はBWHのスリーサイズはとくに重要。
「エンジェルリンクス」のキャラに関しても、最初期にサイズを決めるということになっていたのだけど、アニメ放映も終わり、小説も4巻を書き終えたいま、まだやっていないことに気づいた。と、いうわけでこの誌面をお借りして、「スリーサイズ決定委員会」を発足。ここで公開しちゃおうというわけです。
まずは「宇宙英雄物語」「星方武侠アウトロースター」の女性キャラたちの検討をやります。同系列上の作品、キャラクターデザインが同じ系譜上である以上、見逃すわけにはいきません。前者は画集の「TAKE OUT」から、後者は単行本からデータを入手しました。
以下はいずれも、名前、身長、B、W、Hの順。
「宇宙英雄物語」
椎原咲美 163 74 50 78
アゼル 162 ? ? ?
ゾハル 172 92 55 85
ウルト 167.5 ? ? ?
アーシア 162 85 51 83
ステラ 164 ? ? ?
「アウトロースター」
メルフィナ 164 ? ? ?
鈴鹿 179 ? ? ?
エイシャ 161 82 51 76
ヒルダ 180 88 57 85
?――不明が多いのが気になるところ。(1999年)7月11日、18時半現在、確認しようとモーニングスターに電話したところ、アシスタントの人が出てきた。伊東さんは仮眠中とのこと。こんな理由で起こすと、「何を考えとんじゃ!」とかいわれそうなので、?のまま執筆を進める。
一覧を見て、すぐに分かるのがウェストの細さ。実在の人物の場合、60センチでも結構細いものなので、50センチ代は完全にモデル体型ですな(アニメ体型ともいう)。咲美にいたってはジャスト50という超スリム。
とうぜん、李美鳳もあれほど食欲旺盛でも、ウェスト50センチ代ということになります。世の女性たちにとっては垂涎の的といえましょう(余談ですが、美鳳はエネルギー変換効率が限りなく100パーセントに近いので、トイレに行かなくてもOKという冗談設定があります)。
ここから「エンジェル」キャラの設定に入るわけですが、先に小説の中で明かされていることの確認から。それは美鳳の身長が157センチで、バストがFカップのトランジスタ・グラマーだということ(アニメの設定だとEカップ)。
(註。トランジスタ・グラマーというのは、体全体は小柄だけど、出るところは出ている体型のこと。1960〜70年代に流行った言葉ですが、私は語感が好きなんですよ)
「胸もでかいが態度もでかい」というコンセプトははじめに決めたことでしたが、胸以外の部分は小柄にしようとも思っていた。一番若くて小さいやつが(社会を含む)周りを振り回したほうが面白いと考えたからです。
そこで身長は150センチ代前半を考えていたのですが、参考のために手にとった「アウトロースター」の単行本でヒルダは180センチとなっていた。で、でかい! 伊東さんもファンだというデビル雅美(現役最年長の女子プロレスラー)より12センチもでかい! この時代のねーちゃんは、皆こんなにでかいのか、と思い、鈴鹿を見る。179センチ! やはりでかい。デビル雅美よりも11センチもでかい(わしの物差しはデビルしかないのか?)。
ヒルダと鈴鹿の身長を見たあと、若干修正し、150センチ代後半の157センチに設定したのでした。
ヒルダと鈴鹿の長身は、ジーン(182センチ)とのバランスによるものだろう。他の主要キャラは、咲美163、アゼル162、メルフィナ164、エイシャ161と、160センチ代前半なので、美鳳157というのは、一番小さいという当初の目的を果たしていることになります。
さて、次は美鳳のバストは何センチか、という最大のテーマですが、その前にジェーン・マンスフィールドという女優をご存知でしょうか? マリリン・モンローのライバル的なセクシー女優なのですが、若くして交通事故で他界しています。彼女のスリーサイズがこれまた凄い。
上から100、50、80!
ホントかよ? と、思わず目を疑ってしまいますね。数字もキリが良すぎて、かえってぞんざいな感じがするし(もっとも向こうではインチで表示するのだろうけど)。
1メートルのバストに、50センチのウェスト。数字だけを見れば、ひどくリアリティを欠いているような気がしますが、筆者が見た水着写真の印象では「ありえる」というものでした。数字的には多少の誤差はあるのだろうけど、まさにこういう体型。
どう思いますかね、この体型? 故ジェーン嬢には悪いけど、あまりにも不自然、あまりにもアンバランスな感じがして、好みとは言いがたい。
故手塚治虫先生は、「マンガの描き方」の中でおっぱいやお尻はいくら大きく描いてもOKとおっしゃってますが、ギャグマンガではない限り限度はあるし、やはりバランスは大事です。Hマンガ家の中には、100センチはおろか、軽く130センチ以上はあるような大巨乳、大爆乳を描く人もいますが、私としてはNGですね(大艦巨乳主義といえどもトップヘビーはまずいと思うのですよ)。
以上、伊東キャラに共通する50センチ代のウェスト(同時にお尻も小さい)と、反面教師(?)となる故ジェーン・マンスフィールド嬢の例を参考にして、「エンジェル」キャラのスリーサイズを決定しました。
李美鳳 157 95 53 83
ヴァレリア 173 91 55 86
アンヌ 168 95 61 91
アイハラ 158 81 53 82
ステラ 164 84 55 85
ジャーン! これです。
美鳳は某グラビア美女から、ウェストを少し調整してみました。最近はバスト93とか95で、ウェストも細いという人もけっこういて、凄い世の中になったものです(でも、これだとFカップでは収まりませんな。GかIといったところ)。
ヴァレリアは、一部の発行物に胸が小さいのを気にしているなどと書かれていますが、決してそんなことはありません。美鳳の胸を触るシーンがあるので、別の意味で気にしているのかも?(ズーレ疑惑ですね(^^))
アンヌとアイハラは、幡池さんのデザインではなく、アニメのキャラ。とくにアンヌは太めと明記されているので唯一のウェスト60センチオーバー(たった1センチですけどね)。ちなみにアニメ版の西田亜沙子さんの設定画には、アンヌはDカップ、アイハラはBカップと書かれていました。
ステラは、小説に出てくるステラ・エリコンのこと。一見、地味ですが、「激闘」「帰還」「銀河爆闘」と3冊に登場。アニメにも出して欲しかったと感想アンケートに書いてくれた方も多かったです。この人こそ、胸が小さいのを気にしています。「激闘編」の幡池さんの挿し絵ではけっこう大きくなっていましたけどね(笑)。
残念なのは「宇宙英雄」のアゼルの数値が不明なこと。美鳳と同じく背丈が低くて、ウシチチ娘といわれることで、参考にしたかったのですが、もう時間がないのでここで筆を置きます。
(註。この原稿を渡したあと、伊東さんから「アゼルのサイズは、伊吹さんが決めたものを公式設定にしますよ」といわれましたが、すでに後の祭り……)
初出「マテリアル・オブ・エンジェルリンクス」(1999年 闇の魔法陣)
2003年6月 加筆修正
2003.6.14 ◇to page top
『お尻からビーム』ではダメなの?
先日、中沢さんから「いまのアトムにはお尻にマシンガンはない」とお答をいただきました。
今回のアトムはアメリカ資本もずいぶん入っているので、その辺も配慮されているのでは、という声も聞いたことがあります。
でも、マシンガンがダメでビームがOKなら、「お尻からビーム」ではどうなの? と思ったりしますけどね。
そう、ポイントはマシンガンよりもお尻なのです。原作マンガではアトムが両手の自由を奪われたときに、お尻からマシンガンを発射してピンチを脱出。「そんなところに武器があったとは」と敵がいうシーンがあります。
普通、お尻から武器が出るなんて考えませんよね。さすが、手塚先生。
ちなみに出典は失念してしまいましたが、変なエピソードがひとつ。手塚先生が自分のキャラクターグッズを集めたコレクション・ルームにとある人を招待したそうです。その人は何百というグッズを見てビックリ。なんとアトムやレオ、サファイアたち全員が「お尻」を向けていたとか……。
今回は「お尻」でしたが、次回のお題は「乳」の予定です。
といってもバストに銃を仕込んだ石ノ森作品の「009ノ1」ではありません(笑)。あ、コレも「キカイダー」や「009」同様、新しく映像化して欲しいですね。その昔に実写でやった「フラワーアクション」(マンガとはまったくの別物)などではなく。
2003.6.11 ◇to page top
最近買った本とDVDソフト 2003年5月編
(価格は税抜き)
1「もっと哲学がわかる神秘学入門」富増章成 洋泉社 1400円
2「素顔の中華街」王維 洋泉社y 720円
3「鉄砲隊と騎馬軍団」鈴木眞哉 洋泉社y 720円
寄せ集めの鉄砲隊VSポニーに乗った武田の騎馬武者。戦国の定説に疑問のメスを入れた本。
4「バードハウス」井筒明夫 光文社新書 800円
5「漢字三昧」阿辻哲次 光文社新書 700円
6「宇宙人としての生き方」松井孝典 岩波新書 740円
7「潜入在日中国人の犯罪シンジケート」富坂聰 文春文庫 552円
8「偽善系」日垣隆 文春文庫 686円
9「虫取り網をたずさえて」東子・カウフマン 青木聡子訳 ミネルヴァ書房 2000円
戦前、ドイツ人の父と日本人の母のあいだに生まれた女性昆虫学者の自伝。新聞の書評を見て、面白そうなので買いました。
10「太鼓叩きはなぜ笑う」鮎川哲也 創元推理文庫 780円
11「ボーン・コレクター」上下 ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子訳 文春文庫 各667円
12「12月のベロニカ」貴子潤一郎 富士見ファンタジア文庫 560円
13「百鬼夜行にカミは笑う」紙谷龍生 富士見ファンタジア文庫 580円
14「RED ADMIRAL」堀江蟹子 えげつないやん家 500円
通販で買った「海軍」同人誌。以前にも紹介しましたが、相変わらずキレています(笑)。
DVD
今回は同じSFアニメでも新旧、両極端の二本。
15「鉄腕アトム」ベスト・セレクション ロボット編 コロンビア 1980円
第82話「ロボット競技大会」、第116、117話「史上最大のロボット」(前後編)を収録。
観たのは子供のころ以来ですが、やはり両方とも面白かった。現在放映中の新しい「アトム」もやはり同じエピソードをやると思いますが、果たしてこれを超えられるか?(ところで新しいアトムには、お尻からマシンガンというギミックがあるのでしょうか? あれ好きなんですけどね)
ちなみに「ロボット競技大会」に登場する女性型ロボット・ルナはロケットに変型しますが、これは「マグマ大使」のモルの原型ですね。ロボットなのに口元のホクロがセクシー(笑)。
16「スターシップ・トゥルーパーズ・クロニクル」 ソニー・ピクチャーズエンターティメント 9800円
ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」をポール・バーホーベンが監督したのが映画「スターシップ・トゥルーパーズ」。で、これはそのバーホーベンが監修しているCGアニメのDVDボックスです。「冥王星作戦」「ハイドーラ作戦」「トフェット作戦」「テスカ作戦」の4編収録。99年から01年に制作されたもので、それぞれ約90分ある。なお、このボックスは3000セットの限定品だそうです。
2003.6.9 ◇to page top
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